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CIAソ連1973年UAP報告 CIA-UAP-D001 / INTELLIGENCE INFORMATION REPORT / USSR 1973

CIAのIntelligence Information Report(IIR)の一節に、1973年夏、ソ連で情報源が明るい緑色の未確認物体を目撃したという記述が含まれる資料です。報告では、発光体の周囲に同心円状の輪が数分間形成され、その後消散した、音は伴わなかった、と説明されています。
ただし、この資料はUFO事件の最終調査報告ではありません。情報源から得た内容を共有するCIA情報報告として、何が記録され、何が評価されていないのかを分けて読む必要があります。

資料番号
CIA-UAP-D001
資料タイプ
PDF / Intelligence Information Report
対象時期
1973年夏 / 報告日 1973年12月20日
公開
PURSUE Release 02 / 2026年5月22日

この資料を一言でいうと

CIA-UAP-D001のPDFサムネイル

冷戦期のCIA情報報告の中に、ソ連での明るい緑色の未確認物体と同心円状の現象が記録されている資料です。刺激的なのは「CIA」「ソ連」「緑色の未確認物体」という組み合わせですが、本当に大事なのは、情報源の報告とCIAの最終評価を混同しない読み方です。

PDF Release 02 CIA IIR USSR 1973

なぜ重要か

情報機関文書として読める

UFO本や噂ではなく、CIAのIIRという文書形式で未確認現象の記述を確認できる。

冷戦期ソ連という文脈

1973年のソ連に関する人的情報報告の中に、未確認物体の目撃が含まれている。

誤読しやすさも大きい

「CIA文書にある」と「CIAが正体を認定した」は別であり、その違いを学べる。

この資料は、PURSUE公開資料の中でも一般読者に伝わりやすい強い入口を持っています。CIA、ソ連、1973年、明るい緑色の未確認物体、同心円状の輪。どれも目を引く要素です。

しかし、資料としての価値は派手な単語だけではありません。IIRは、情報源から得た内容を関係先に共有するための文書であり、掲載説明でも「最終評価済み情報ではなく情報提供」と位置づけられています。つまり、この資料は「CIAが何を結論したか」よりも、「CIA文書にどのような報告が収録されたか」を見るための資料です。

IIRとは何か

Intelligence Information Reportは、情報源から得た情報を整理して共有するための情報報告です。ここで重要なのは、文書に書かれている内容がそのまま機関の最終判断を意味するわけではない、という点です。

この資料でも、ソ連での人的情報収集活動に関する報告の中で、第14節に未確認物体の目撃が記録されています。UFO調査だけを目的に作られた文書ではなく、情報報告の一部に空中現象の記述が含まれている、という位置づけです。

読み方の要点: IIRでは「誰が何を報告したか」と「CIAがそれをどう評価したか」を分けます。この資料では、情報源の目撃内容は記録されていますが、現象の正体についての結論は示されていません。

読むべきポイント

  1. 第14節に注目する

    UAP的な記述は、資料全体の主題ではなく、第14節に現れる一節です。資料全体の文脈を見たうえで、該当箇所を読む必要があります。

  2. 描写の具体性を見る

    情報源は、空中の明るい緑色の未確認物体、同心円状の輪、数分間の継続、無音、消散を説明しています。短い記述ながら、視覚的な特徴はかなり具体的です。

  3. 情報源の限界を見る

    掲載説明では、情報源は現象の性質について意見を示さず、追加詳細も提供できなかったとされています。これは資料の限界として非常に重要です。

  4. 冷戦期の情報環境を見る

    1973年のソ連に関する報告は、航空・軍事・情報活動の文脈を持ちます。未確認現象を、当時の情報収集の流れの中で読む必要があります。

誤読しやすい点

「CIAがUFOを認めた」ではない

CIA文書に目撃記述があることと、CIAが対象の正体を認定したことは別です。

IIRは最終評価ではない

掲載説明でも、内容は最終評価済み情報ではなく情報提供として扱われるとされています。

緑色の発光体だけで同一視しない

Sandia Baseの「緑色の球体」や他の発光体報告と似た印象はありますが、場所・時期・文書形式が違います。

追加詳細がないことも読む

距離、サイズ、速度、高度、観測条件、複数観測者の有無などが不足している点は、評価の限界です。

他資料とのつながり

このCIA資料は、同じ「緑色の発光体」という印象からSandia Base資料と比較されやすい一方、文書の性格は大きく違います。Sandia Baseは軍事施設周辺の目撃・調査資料であり、CIA-UAP-D001はソ連での人的情報報告の一部です。似た表現を無理に同一現象へまとめず、文書の出所と目的を分けることが大切です。

また、Project SignやBlue Book関連資料と並べると、UAP的な記録が空軍の公式調査だけでなく、CIA、国務省、NASA、FBIなど複数の機関の文書に現れることが見えてきます。

資料情報

ファイル名
CIA-UAP-D001_Intelligence_Information_Report_USSR_1973.pdf
資料タイプ
CIA Intelligence Information Report
フォルダ
Release 02 PDF
発生日・対象時期
1973年夏 / 報告日 1973年12月20日
発生場所
USSR / ソビエト連邦
VIRIN
260508-O-D0360-1073
ファイルサイズ
約150 KB
注記
一部墨消しあり

掲載説明の要点

war.gov掲載説明では、この資料はソ連での人的情報収集活動を扱うCIAのIIRであり、内容は最終評価済み情報ではなく情報提供として扱われるとされています。第14節には、1973年夏、情報源が空中の明るい緑色の未確認物体を目撃したという記述があります。

情報源は、数分間にわたって現象の周囲に同心円状の輪が形成され、その後消散したと説明しています。音は伴わなかったとも述べています。一方で、情報源は現象の性質について意見を示しておらず、追加詳細も提供できなかったとされています。

英語原文を確認する

This document is a Central Intelligence Agency (CIA) intelligence information report (IIR) that describes human intelligence gathering activities in the Union of Soviet Socialist Republics (USSR). This report characterizes its content as informational, not as finally evaluated intelligence. In section 14 of this document, the source describes an incident occurring in summer of 1973, where he allegedly observed an airborne, luminous, bright green, unidentified object. The source described concentric circles forming around the phenomenon over a period of several minutes, before it dissipated. The source also stated that no sound attended the observation. The source offered no opinion on the nature of the phenomenon and was unable to provide further details regarding the incident.

このページの立場

この資料は、CIA文書の中に未確認空中現象の報告が記録されている点で重要です。特に、冷戦期ソ連、人的情報報告、明るい緑色の発光体という組み合わせは、UAP資料として非常に目を引きます。

ただし、この資料から対象の正体、起源、技術的性質を断定することはできません。現時点で言えるのは、CIAのIIRに情報源の目撃報告が収録され、そこでは現象の性質について最終的な意見や追加詳細が示されていない、ということです。

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